家づくりをする際、失敗はしたくないと考える人がほとんどでしょう。
しかし、家づくりをするためにはやるべきことがたくさんあり、忘れがちなポイントがいくつかあります。
そこで今回は家づくりで忘れがちな点と意識すべき点について解説します。
□家づくりで忘れがちなポイントとは
忘れがちなポイントには諸費用があります。
家づくりには多くのお金がかかることはご存じかと思いますが、土地と建物だけにお金がかかるわけではありません。
建物や土地、融資に関係する事務的な手続き費用などの諸費用が多くかかってしまいます。
その金額は建物の大きさなどによって変わりますが、予算全体の約10パーセントを占めると言われるほどです。
資金計画にこの諸費用を入れていなければ、思わぬ大きな出費となってしまうので、しっかりと確認しましょう。
建物に関する諸費用では、火災保険料や建物登記費用、請負契約印紙代がかかります。
この中では火災保険料が約30万円かかり、負担が大きいです。
土地に関する諸費用では、仲介手数料や土地登記費用、売買契約印紙代、水道加入金、受益者負担金がかかります。
この土地に関する諸費用は、土地の大きさや評価、自治体によって金額が変わります。
融資に関する諸費用では、取扱手数料や保証料、登記費用、契約印紙代がかかります。
□家づくりでよくある失敗例と忘れがちなこととは
*LDKの失敗事例
リビングを吹き抜けにすると部屋がおしゃれになり、広く感じられますが熱が上に逃げるため、暖房の効果が低くなり、寒くて光熱費が高くなる家になってしまいます。
最近の注文住宅の性能は高くなっていますが、それでも吹き抜けであると寒さを感じてしまい、後悔する人もいます。
また、リビングに階段を設置すると、家族とコミュニケーションが取りやすくなるという利点がありますが、子供がいる家庭では子供の出入りがストレスに感じるという人もいます。
キッチンは、ペニンシュラキッチンやアイランドキッチンは人気ですが、常にきれいにしていなければ生活感がでてしまうため、これに対しても後悔する人がいます。
*子供部屋の失敗事例
子供部屋を1つしか作っていない家や部屋を仕切っていない家では、子供が生まれたときや大きくなった時に子供一人一人に部屋を与えられないため、後悔する人がいます。
性別が違っていたり、年が離れた子供がいる場合には早い頃から一人部屋が必要になることが多くあります。
失敗しないためには、将来や家族構成に適した間取りを考える必要があるでしょう。
*寝室の失敗事例
寝室をもっと広くしておけば良かったという後悔をする人が多くいます。
ベッドをギリギリ置ける広さの寝室にしていると、そこで着替えるスペースがなくなってしまいます。
また、夫婦の寝室を作ったにもかかわらず、生活リズムの違いから別々で寝ることになったという場合も多々あります。
事前に夫婦間で話し合って決めたり、実際の生活を想定してシミュレーションしたりすることでこのような後悔を減らすことができるでしょう。
*水回りの失敗事例
洗面所と脱衣室を一緒にしていることで後悔をしている人もいます。
入浴時や朝の忙しい時間に洗面台が混んでしまい、洗面所と脱衣室を分ければもっと不便なく生活ができたのではないかと考えている人もいます。
また、トイレの設置位置に失敗したと感じる人もいます。
トイレを玄関付近に設置すると、ドアを開けた際にトイレの中が玄関から見えたり、トイレの流水音まで玄関まで聞こえてしまったりとトイレの位置を決めることは非常に難しいです。
*玄関の失敗事例
狭い玄関は圧迫感を生み出してしまうため、近年はウォークインクローゼットやウォークスルーを導入して玄関を広めに構えつつ、靴の収納スペースも確保するという方が増えています。
しかし、事前に夫婦間で話し合いや間取りを考えていなければ、広さのわりに靴を収納することができなかったり、ストレスに感じたりします。
このような失敗をしないためにも、事前にシミュレーションをしておくことが大切です。
□家づくりで意識することとは
家づくりで意識することはたくさんありますが、重要となるのがコンセントの場所です。
延長コードや分岐タップから電源をとるため、コンセントはどの場所にあっても問題ないと考えてはいないでしょうか。
分岐タップはとても便利ですが、コンセントのタコ足配線は火災の原因になるだけではなく、家の景観も悪くなってしまいます。
そのため、コンセントの場所は家電製品の使用場所や家具の場所を考えて決めることをおすすめします。
また、将来の生活を見据えて家づくりを行うことも重要です。
子供が生まれたり、両親と同居するようになったりなど人によって様々な生活スタイルがあります。
そのため、何十年後も見据えた家づくりを行うことで、将来も快適に過ごすことができるでしょう。
□まとめ
今回は家づくりで忘れがちな点と意識すべき点について解説しました。
家づくりで意識するべき点はたくさんあるのですが、失敗事例や忘れがちなポイントから学び、ぜひ自分の家づくりに活用してください。
津山市、勝央町周辺で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。