新築の家では広いリビングが欲しい、使いやすいリビングが良いなど、家庭によってさまざまな希望があるものです。
ただ、実際にどのようなリビングであれば利便性のある過ごしやすい部屋になるのでしょうか?
リビングと言っても間取りや広さ、照明やその他設備など、検討事項はたくさんあります。
今回は注文住宅のリビングのポイントや後悔した点、広く見せるコツを解説します。
注文住宅をご検討の際は参考にしてください。
□注文住宅リビングのポイントとは
1つ目は家族の生活動線を考える点です。
家の中心に配置されることが多いリビングは、人の行き来が多い場所でもあり、生活に支障が出てくるリビングは、あまり居心地が良いとはいえません。
まずは家族の生活動線を考えてから間取りを決めなければなりません。
生活動線を考える際には、実際にその家の中での暮らしをイメージしてみるということが大切です。
家族の生活の動線が干渉しあわないようにする工夫です。
ドアや仕切りを減らすことで動線は確保しやすくなりますが、エアコンの効果が薄れるため、家中の部屋や廊下の空調を管理する全館空調の導入も視野に入れると良いでしょう。
2つ目は素材にこだわる点です。
心地よくするポイントとして挙げられるのが素材です。
たとえば、天然木や漆喰など自然素材をリビングにふんだんに使用することで自然の温かみを感じられます。
また、子供や年配がいるご家庭では体に優しい自然素材を使用することで、健康面でも心配なく安心して生活できます。
長く住み続ける住宅で家族が多くの時間を過ごすリビングは、素材にこだわり心地よく過ごせる場所にしておくと良いでしょう。
3つ目は窓へのこだわりです。
窓へのこだわりも重要なポイントです。
リビングにとって窓はとても大事な役割を果たしています。
大きな窓は、リビング空間を広々と開放的で心地よくしてくれます。
プライバシーが気になる場合は、窓を高い位置に設置したり天窓を設けたりと窓の大きさや位置を変えることでプライバシーを確保できます。
ほかにも、デザイン窓やお気に入りの形の窓を設置するなど窓にこだわることでさらに、リビングも心地よい場所になります。
4つ目はリビングの雰囲気に合った照明を選ぶことです。
照明の明るさやデザインはリビングの家具やカーテンなど、雰囲気に合ったものを選びましょう。
日中に部屋を明るくするのはもちろん、夜にカーテンを閉めたとき、明るすぎずリラックスできる程度の明るさになるかの確認も必要です。
注文住宅の場合、照明の配置や数も指定できるのがメリットであるため、家族が納得のいくものを話し合って決めましょう。
□注文住宅リビングで後悔する点とは
1つ目は広さです。
図面上では十分な広さが確保できていると思っていたけど、暮らしてみると狭かったという声があります。
リビングは家族でくつろげる部屋でもある一方で、ソファやダイニングテーブル、テレビなど、家具家電が多く設置される部屋でもあります。
リビングの内装を明確にしておくことで、リビングはどれくらいの広さが必要なのか判断できます。
2つ目は吹き抜けです。
開放感抜群な吹き抜けのあるリビングは、注文住宅でも人気のある要望のひとつですが、リビングに吹き抜けを作った結果、後悔の声も少なくありません。
例えば、声が響きやすいことや冷暖房の効率がわるい点が挙げられます。
ただし、防音対策やシーリングの設置をすると対策できるので、心配は不要です。
3つ目はキッチンと玄関が遠いことです。
キッチンについては料理や配膳の動線にばかり注目しがちですが、玄関からの距離が遠いと不満を感じやすくなります。
お米や調味料など重たい荷物を買って帰って来た時に、玄関からキッチンまで運ぶのは大変な作業です。
レイアウト上どうしても玄関から距離がある場合は、勝手口を設けて直接キッチンにアクセスできるようにすると良いでしょう。
4つ目は床暖房の有無です。
床暖房を設置したけど、光熱費が高くてほとんど使っていないという声もあります。
床暖房のある場所にソファやテーブルを置くと、下に隠れてあまり意味がないという場合も多いです。
ポイントとして足元を温めたい場所をよく考えて設置しましょう。
□注文住宅リビングを広く見せるコツとは
1つ目は収納の確保です。
くつろげるスペースを確保することも大事ですが、リビングには収納スペースを設けておくことも重要です。
大きな収納スペースは必要ないですが、各自の持ち物を一時的にしまえるような収納が一つあるだけでも、リビングを美しく保てます。
2つ目は色の統一感です。
インテリアの色使いも快適なリビングをつくる重要なポイントです。
面積の大きい部分は部屋の印象を左右するので、床や建具、壁、天井などから色を決めていくのがいいでしょう。
部屋の70%程度はメインの色で統一した上で、残りの30%程度を3色以内に抑えておけば、コーディネートがまとまりやすくなります。
□まとめ
今回は注文住宅のリビングのポイントや後悔した点、広く見せるコツを解説しました。
重要な点としては、自分の希望を明確にするためにも、入念な情報収集をしましょう。
津山市、勝央町周辺で間取りにお悩みの方は、お気軽に当社までご相談ください。