注文住宅を建てようと思って契約しても、その後打合せを行ううちに契約した時よりも金額が上がってしまい、予算オーバーになってしまったことはありませんか。
半数以上の人が契約の時よりも金額が上がる傾向にあります。
実際に予算オーバーしても、予算オーバーした状態で家を建てる人は多いです。
今回は注文住宅の予算オーバーの原因や予算オーバーしない方法やオーバーした時の対策を解説します。
家づくりでお悩みの方は参考にしてください。
□注文住宅が予算オーバーする原因とは
1つ目は知識不足で予算の見積もりが甘いことです。
注文住宅購入のためには、さまざまな費用がかかります。
購入したいけれど、かかる費用を下調べをしなかった場合、見積もりが甘くなり、想定外の費用が重なり予算オーバーになりがちです。
見積もりを出す前に注文住宅の購入にあたってかかる費用を調べ、相場などを確かめておくことが重要です。
また、初期費用だけを考えて予算を立てると、予算を少なく見積もっている可能性があります。
家は、建てたあとにもお金がかかるものです。
例えば、初期費用が高くても、性能やアフターサービスの質が高ければ、住み始めてからのコストを抑えられます。
2つ目は打ち合わせ不足です。
担当者と意思疎通できていないケースも、予算オーバーの原因になります。
打ち合わせをしているうちに、設備のグレードアップや追加オプションといった希望が出てくることは稀ではありません。
担当者と予算はここまでと決めておかないと、次々と高価な商品をすすめてくることもあり、気がつくと予算オーバーになってしまいがちです。
自分の理想を持っておくことは大事ですが、こだわりの優先順位が付いていないと、万が一予算オーバーになったとき、とっさに対応できない可能性があります。
3つ目は土地選びです。
土地を所有していない方は、注文住宅の建築代金の他に、土地購入代金を用意していなければなりません。
土地購入代金は、土地代金と建築代金の合計のうち、3割前後と言われており、その代金を想定して予算を組む必要があります。
他にも、条件の良い土地を見つけても、地盤が弱かったり整地に手間がかかったりする場合、改良費に多額の費用がかかり、予算オーバーしてしまうことも考えられます。
家族にとって利便性の良い土地という土地そのものの価格に関わること以外に、建てたい家によっても、土地の条件が建築費に影響を与えるでしょう。
4つ目は設備のこだわりです。
キッチンやお風呂はグレードによって大きく金額が異なります。
数十万円の商品から、数百万円を超える商品も多数あり、ハイグレードの商品を選べば、おのずと建築予算も高額となります。
新しい住宅設備は魅力的ですが、予算オーバーになる原因としても多いです。
□注文住宅で予算オーバーしない方法とは
1つ目は打ち合わせを複数回することです。
打ち合わせを細かく、何度もしましょう。
一生の高額な買い物ですから、納得のいくまで妥協せずに予算調整することがポイントです。
これくらいでいいだろうとなることもありますが、最後まで細部にも注意を払い、確認してください。
2つ目は高機能を求めすぎないことです。
最新の設備は高機能揃いばかりの商品です。
注文住宅は、気持ちが盛り上がって、あれもこれも欲しくなってしまうものです。
しかし気持ちを抑えて冷静になり、現在と将来のライフスタイル、住宅に住まうことになる家族構成の推移を正確に想定した上で決めましょう。
必要以上の機能はデメリットや後悔にも繋がり得ます。
3つ目は優先順位を決めておくことです。
あらかじめ注文住宅にかかる費用を調べておき、優先順位を決定しておき絶対に譲れないものとそうでないものを家族で決めておきましょう。
大切なのは、それを担当者に伝えておくことです。
伝え忘れそうな場合は紙に書き出して渡す工夫をして漏れのないようにすることも大切です。
4つ目は複雑な家づくりをしないことです。
おしゃれなデザインにしたいという気持ちはわかりますが、デザインが複雑になるほど費用はかさむものです。
できるだけシンプルな構造にすると、予算を減らせます。
その分おしゃれな家具・家電を使うなど、予算に余裕ができた場合に後から自分たちで買い足すのも良い考えでしょう。
□注文住宅で予算オーバーした時にどこを削れば良いのか
1つ目は窓の設置場所やサイズの問題です。
窓は多ければ多いほど良いというものではなく、窓のサイズや数によって金額がアップします。
本当にその窓は必要かどうか確認してみましょう。
2つ目は水回りの位置です。
1階と2階、トイレは2箇所準備しておくと便利です。
ただし、トイレ本体の費用のほか、2階に給水・排水配管を設けるために追加で設備費がかかるため、費用を抑えるためにもトイレは1箇所にしましょう。
また、水回りをまとめることで、給排水配管の延長を短くできるので、さらに費用を削減できます。
□まとめ
今回は注文住宅の予算オーバーの原因や予算オーバーしない方法やオーバーした時の対策を解説しました。
見積もりの段階で予算オーバーしてしまうケースは、注文住宅を作る際は、特に珍しいことではありません。
予算内で抑えるためには、優先順位を考えて家づくりをしましょう。
津山市、勝央町周辺で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。