新築を検討している人が、絶対に避けたいのは後悔することです。
多くの手間と、多大な費用をかけて注文住宅を建築したのに、暮らしにくさを感じたり、デザインに不満を感じたりはしたくないものですよね。
今回は注文住宅に関する後悔ランキングと後悔しないための対策を解説します。
□注文住宅の家づくりに関する後悔ランキングをご紹介!
1つ目は広さです。
土地が狭いためLDKを最低限にした場合や、子供が想定より多く生まれた場合など、LDKが狭いと生活に支障が生じると考える人は多いです。
例えば、ソファが置けず、人が家に集まると窮屈に感じることや、キッチンやダイニングなどのすれ違いがストレスになるというケースもあります。
今はLDKに繋がる和室や小上がりを設ける間取りも多く、広く見せるために吹き抜けを作る工夫もあります。
他にも収納の広さが足りない後悔があります。
クローゼットや食器棚、作り付けの棚など、あらゆるものを事前に計画する必要がありますが、当初考えていたよりも多くの収納が必要になってしまうことがあります。
収納が足りないよりは、生活動線を踏まえて、気持ち多めにスペースを確保したほうが良いでしょう。
2つ目はリビング階段です。
リビング内に階段を設けると、2階に行くためにはリビングを通らなければならないので、リビングに動線が集中します。
リビング階段はコミュニケーションが取りやすい、リビングが開放的に見えるという2つのメリットがあります。
コミュニケーションがとりやすい点については、子供が2階に向かう時にリビングを通るため、親御さんは子供の様子が分かり、声を掛けやすいので安心です。
しかし、友達を家に招いた際に、散らかっていると気になるだけでなく、くつろぎづらい点はデメリットと言えます。
また、開放的なスペースを作ると、吹き抜けと同じで冷暖房効率が落ちてしまうだけでなく、音やニオイが階段スペースから2階に上がってしまうというデメリットもあります。
3つ目は窓の大きさです。
図面上で間取りを考えているときは気づきづらいですが、生活すると通行人や車からの視線、さらには隣家の窓からの視線が気になることがあります。
特に、大きな開口を設けていると気になるので、大きな窓周辺は要チェックです。
窓は後悔を感じやすい要素ですが、同時に対策を取りやすい要素でもあります。
すりガラスにする、カーテンを引く、外部に衝立を立てる、植栽を配置する、というように様々な対策方法があるので頭に入れておきましょう。
□注文住宅で後悔を防ぐためにするべきことは
1つ目は理想の家のイメージを明確に持つことです。
注文住宅を建てるなら理想の家のイメージを明確に持っていることが大切です。
それにより、打ち合わせがスムーズに進みます。
特に外観、内観、間取りについての希望は明確に持っておくと良いでしょう。
さらに、間取りといった構造に関すること、どんなキッチンや洗面台を使いたいかといった設備についてもイメージを持っておくと良いでしょう。
2つ目は担当者や設計士と何度も話し合うことです。
間取りプランや設備、建材、予算については、メーカーの担当者や設計士と納得がいくまで何度でも話し合いましょう。
分からない建築用語など疑問点は質問し、間取りや建材に対する不安や疑問があればクリアにしておきましょう。
予算オーバーが気になる場合は、希望を伝えないのではなく、予算内に収めるために何をしたら良いかを担当者と話し合うと良いでしょう。
3つ目はライフスタイルの変化を考えることです。
今、お子さんが小さい場合は、5年後、10年後、15年後を想像してみましょう。
子ども部屋は十分に設けられる間取りか、コンセントは十分か、収納は十分か、エアコンは各部屋に取り付けられるかなどが想像すべきポイントです。
また、2階にリビングや浴室を考えている場合は、夫婦が年を取った時に、2階への上り下りが負担にならないか、バリアフリーについても考えておきましょう。
将来、リフォームするにしても最低限のリフォームで変化に対応できるようにすると良いでしょう。
□注文住宅におけるお金に関する後悔ランキングをご紹介!
1つ目は住宅ローンでの後悔です。
マイホームを買うときには、長い期間で住宅ローンを組むことが多いでしょう。
組んだ当時は問題なく返済できても、後々経済状況が苦しくなることがあります。
また、住宅ローンの負担だけでなく、固定資産税やメンテナンス費用などがかかり、金銭的不安を感じる人も多いようです。
ハウスメーカーからは、「これくらいの住宅ローンが組める」と強気な金額を提示されることがあります。
しかし、長い人生では将来何があるか不透明です。
金利の変動や、働けなくなるようなことがあっても住宅ローンを返済できる余裕があるか、冷静に判断することが大切です。
また、住宅ローンだけでなく、家のメンテナンス費用や税金の支払い、子どもの教育費の貯蓄は大丈夫かなどのポイントについてシミュレーションしてみることをおすすめします。
2つ目は優先順位の明確化です。
注文住宅の設備の選択肢は多く、ついつい迷ってしまいますよね。
何でもかんでもグレードを上げるのは難しいので、予算上限をしっかりと決めておくのが大切です。
見直してみたら予算オーバーになっており、すべて再検討とならないように、設備の相場やメーカーの情報も事前に確認すると良いでしょう。
□まとめ
今回は注文住宅に関する後悔ランキングと後悔しないための対策を解説しました。
注文住宅は、ある程度自由に設計ができるため、理想の住宅を実現できるのが魅力です。
しかし、なんとなく住宅設計を進めてしまうと、大きな後悔に繋がる可能性があります。
しっかりと知識を学んだ上でスムーズに家づくりを始めましょう。
津山市、勝央町周辺で家づくりを検討中の方は、お気軽に当社までご相談ください。